「状況はわかったよ」
グヌタスは、報告を聞いて頷いた。
「どこも似たようなものだね。なんというか、
勝負への関心より困惑のほうが勝っているみたいな。
それに比べて相手は勝つ気迫はあるだろう。さーてね」
首を振り振りして困ったものだ、と表現してみせる。
エリアスは黙ったままだ。
だが眉間に皺が寄っていることからして、
あまり気乗りはしていないのだろうと、相棒は思った。
「んで、エリー。どうする?サボる?」
そう言われて、エリアスの顔にパッと怒りがあらわれる。
「そんなこと言うな!俺はやる!一人でも!」
「わかったわかった。じゃ、どうするか決めよう」
まんまとけしかけたと心の中でぺろりと舌を出して、
今回の作戦の選択肢を提示した。
「…突撃したい。難しいことは考えられない」
「だろうね」
一通り話をきいたエリアスの結論。
グヌタスは予想していたとおりだったので、苦笑を浮かべる。
「じゃあ、思う存分剣を振り回すといいよ」
_________________
《第零章:初陣》
1.フュークス隊の指揮下に入る
グヌタス:立ち位置は前線。
土術で相手の目くらましをしたり、土の槍で通行妨害をします。
ただし大きいと味方の邪魔になるので、極めて規模の小さいもの。
また、破壊できそうな障害物があったときは、
進んでハイクラッシャーで破壊します。
エリアス:立ち位置は前線。
とにかく突撃してハイランダーで相手をなぎ倒します。
PR