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このブログは、PBW初心者のPBW行動記録です。詳しくは、このブログについてをお読みください。

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    「…わからない」

    これからどうする、という問いかけに対して、
    頼りない返事をしたのはエリアスだ。
    といっても返事するつもりは無かったらしく、
    サッと顔をひきつらせ「しまった!」という感情が目に見えるほど。

    「す、すまない。
    俺は難しいことがわからないから、どうしていいのかわからない。
    相棒が戻ってきてから、どうするか話し合って決める」
    ゆっくりと、といえば聞こえはいいが、たどたどしい口調で語る。
    手持ち無沙汰になったのか、左手がプラプラとして、
    やがて、背中の帯剣の柄に触れた。

    「どこかの隊に所属するなら、中央を突破する部隊が性にあう。
    グヌタスの術を頼りにする案をだしてくれた人もいるが、
    伝えればきっと、同意するだろう」
    と、ここまでは、視線は前に向けて語っていた。
    だが、急に視線を落とすと。
    「すまん、今は混乱している。
    グヌタスと話をしてから、また、機会があったら話をさせてもらう」

    そう言って、黙り込んだ。
    そこにちょうど、向こうから首を振りながら少年がやって来て、
    エリアスの横に立った。
    エリアスの表情が若干和らぐ。そしてふたりでなにやら話し始めた。

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