最終作戦のログとまとめておこうと思ったのですが、
最終作戦前で大量になっていたので別枠に。
このシュラーはみんなが思っている通りののんびり屋さん。
でも、そろそろ地が出るぞ地が。
(最終作戦・受注)
依頼から戻ってくれば、なんとなく落ち着かない雰囲気が酒場に漂っていた。
「落ち着かない…」
そんなときはさっさと樽の元へ。
樽とカウンターとの狭い空間が安らぎの場。そこでうーんと手足を伸ばす。
他の仲間たちが集まって、なにか話している。
その視線をたどってみれば、依頼の板のようだ。
「今度はなにをやるのかな?」
しばらくくつろいでから、たまり場にとことこ歩く。
しばらく主のいなかった樽の隙間には砂埃が溜まっていたのか、
白いはずのしっぽを黒っぽく汚していた。
「帝国がまたなにかやるの?」
10年前の事件には参加していなかったものの、
そこで大事な恩人をひとり失っているので、あまり思い出したくはない。
「妖魔かー」
人と妖魔が仲良くするぶんには一向に構わないのだが、
それで誰かを攻撃しようというのなら話は別。
「なんでこんなことばっかりするんだろ。理解できないヨ」
征服欲が0の白い物体には全くわからない世界であった。
「ウン。行くよ~」
結論はあっさりと。いつものように気楽なのだった。
(最終作戦時のスキル)
「ドラゴンー、ドラゴンに乗るんだね!
すごいや、18人も乗れるなんて!」
白いのは喜んでいる。しかも風竜だなんて。
「えっと、共同作戦なんだ。
難しいことはわかんないけどー、被らないようにしないといけないんだね。
でもま、提案だけはしておくよ。
オブストラクションⅡ(スロット2/ベーシック)
ファストムーブⅡ(スロット2/ベーシック)
バイタルアタックⅠ(スロット1/ビギナー)←レベルが上がった場合
あとはちょちょいと調整すればいいよね」
にこにこと笑ってホットミルクをいただいている。
(最終作戦下準備会議にて)
シュラーはにこにこしていた。
手には甘いカフェオレ(もらいもの)のカップをしっかり持って、
みなの話に耳をかたむけて“は”いる。
しかし頭に入っているかは謎である。
「巨人族さんには1回助けてもらったネ」
そのことは覚えている。
でも、それ以上に戦ったことが多いので、説得できるのかわからない。
というか、白リルビに交渉能力なんてないので、
ボクには関係ないことさ~♪なのである。
「わかんないことを、推測だけでやるのは危険だよ?
ボクは走って逃げたり、捕まっても脱出できるから自分の身は守れるけどサ。
敵にエルフがいるのは確かだけど、みんながみんな敵なわけでもないし」
種族でひとくくりに考えるのはヨクナイ。
「まー、ボクはみんなの作戦を信じるよ。だっておもしろそうだもの。
だから置いてけぼりだけはやめてネ♪」
そういってカフェオレを飲み、ふわーんと口をあけた。
(最終作戦前、ドラゴンに乗り、買出しと巨人探しをしている)
ドラゴンに乗れるとわかったときから、落ち着きの無いシュラー。
実際に乗ったときは はしゃいできゃあきゃあ言っていた。
落ちないように心配され、体を支えてもらっているが、
その厚意に気がついているのかいないのか怪しいところである。
仲間たちが買い出しに出ている間も、ぺたぺたとドラゴンの背中を
触っていたほどだ。
巨人族の山に近づくにつれ、自分が探すという役目だということにやっと
気がついたのか、それともようやく満足したのか、おとなしくなっていた。
ドラゴンが旋回している間に注意深く巨人を探す。
しかし
「ンー。ボクの調子が悪いのか、本当にいないのかわかんないけど、
見つからないねえ」
ふう、とちょっと残念そうに息をつく。
戻るという結論に達すると、ぱっと表情を明るくして、わしわしと
ドラゴンの首付近に移動してしがみついた。
「いけーいけー!」
また迷惑をかけている。
(作戦前夜・晴天祈願)
シャースがてるてる坊主を作っている。
それを見ていた白い物体は、なぜかカバンの中から布と綿と糸を取り出した。
しかも大量に。
なぜ持っているのかと聞いても聞かなかったフリをして、
せっせと手を動かしている。
「よーし、いっぱいできたぞー」
ぷらぷらと、20個ほどシャースのてるてるの隣にぶら下げた。
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