忍者ブログ

このブログは、PBW初心者のPBW行動記録です。詳しくは、このブログについてをお読みください。

2024 . 11
|
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • ×

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

    「…わからない」

    これからどうする、という問いかけに対して、
    頼りない返事をしたのはエリアスだ。
    といっても返事するつもりは無かったらしく、
    サッと顔をひきつらせ「しまった!」という感情が目に見えるほど。

    「す、すまない。
    俺は難しいことがわからないから、どうしていいのかわからない。
    相棒が戻ってきてから、どうするか話し合って決める」
    ゆっくりと、といえば聞こえはいいが、たどたどしい口調で語る。
    手持ち無沙汰になったのか、左手がプラプラとして、
    やがて、背中の帯剣の柄に触れた。

    「どこかの隊に所属するなら、中央を突破する部隊が性にあう。
    グヌタスの術を頼りにする案をだしてくれた人もいるが、
    伝えればきっと、同意するだろう」
    と、ここまでは、視線は前に向けて語っていた。
    だが、急に視線を落とすと。
    「すまん、今は混乱している。
    グヌタスと話をしてから、また、機会があったら話をさせてもらう」

    そう言って、黙り込んだ。
    そこにちょうど、向こうから首を振りながら少年がやって来て、
    エリアスの横に立った。
    エリアスの表情が若干和らぐ。そしてふたりでなにやら話し始めた。

    拍手

    PR

    Post your Comment
    Name
    Title
    E-mail
    URL
    Comment
    Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
    Script:Ninja Blog 
    Design by:タイムカプセル
    忍者ブログ [PR]